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下鴨神社の流し雛 [平安京有情]

流し雛(ながしびな)です。
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こどもの身代わりに流れて
厄(やく)を払うのですね。
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和紙の着ものを着て
胡粉(ごふん)で白い顏の人形が
桟俵(さんだわら)の舟に乗っています。
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京都は下鴨神社の
御手洗川(みたらしがわ)です。
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桃の節句(2017/03/03)というものの
まだ花梅の季節ですね。

神官や関係者や
色気のない人たち(失礼!)が
初めに流してから
十二単(じゅうにひとえ)のおね~さんが
流しています。
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芸妓さんも。
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石段をふらふらと降りて
川に落ちそうになっているゆるキャラも。
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「雛祭り(ひなまつり)」はいつごろから?!
平安時代からという人がいますが。

枕草子にあるといいますが。
枕草子のどこに書いてあるのやら。

「うつくしきもの」のところに
「雛(ひいな)の調度」とだけ
書いてありました。

「雛(ひいな)の調度」とは
「ひいなあそびの道具也」(参照 1)
「人形の道具類」(参照 2)
「人形の道具」(参照 3)
等々訳されているのですが。

ちなみに「うつくしきもの」は現代語では
「かわいらしいもの」(参照 2)
「カワイイもん!」(参照 3)だそうな。

でも!なんだか今の雛祭りと少し違うような。

この「雛(ひいな)遊び」と
こどもの災厄の身代わり人形がひとつになって
寛永(1624 ~ 1645)のころから
庶民の家の「雛飾り」の全盛を迎えたとも。

草の戸も 住替る代ぞ ひなの家


松尾芭蕉は元禄 2 年(1689)に詠んでいます。
長年住んでいても
それまでなにもしなかったあばら家なのに
雛を飾るようになったということでしょうか。

時代は先の説と符合しますね。



セレモニーがひと通り終われば
後は善男善女(たぶん?)の思うがまま。
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どっと!川の底まで人が降りてきて
流し雛を行います。
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ときどき
茶色っぽい舟(桟俵)が流れていますが。
昨年から家に持って帰っていて
変色したものでしょう。
それがホント(?)の流し雛かも。

というのは
今買い求めたお雛さまを
1 年間!家に飾っておき
厄を託して来年に流すのが順序のような。

でも!ほぼ!
先ほど買い求めた桟俵ばかりですね。
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(参照 1 池田龜鑑校訂/枕草子 春曙抄/)
(参照 2 石田穣二訳注/新版 枕草子/)
(参照 3 橋本治著/桃尻語訳 枕草子/)
(敬称略)
タグ:枕草子
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